おかげさまで第37回荻窪音楽祭は11月7日から10日までの4日間を終えることができました。今回も多くの会場でコンサートを開催することができました。サポーターの皆様のご支援に心から感謝を申し上げます。
今回は21会場45公演を開催いたしました。会企画への応募演奏家も77団体にのぼり、コロナ禍以前の水準まで戻りました。事前予約で満席となった会場、公演も多数ありました。会場をご提供いただき、重ねて御礼申し上げます。
荻窪祝祭管弦楽団を招聘してのコンサートも6回目となりましたが、毎回発表後すぐに満員となる人気公演です。今回は荻窪ゆかりのピアニストである桑原志織さんがソリストで登場し、ブラームスのピアノ協奏曲は大好評の演奏でした。
継続実施している「フレッシュジュニア・コンサート」は第12回を数え、今年も5人のジュニアが日本フィルハーモニー交響楽団の奏者の皆様の導きにより、演奏者として成長し、本番も見事な演奏を披露してくれました。
「荻窪ユース・アンサンブルコンサート」は第7回を迎えました。第26回荻窪音楽祭のフレッシュジュニア・コンサートにピアノで出演された冨永青志さんが、ソロオーボエで凱旋出演されたことは、私たち実行委員メンバーにとって感慨深い一幕でした。
お子さん連れで鑑賞できる「0歳児からのコンサート」を昨年と同様に7公演企画し、いずれも満員御礼となり、好評を博しました。
「第10回みらい夢チャリティコンサート」では、昨年に引き続き南相馬市立原町第一中学校吹奏楽部を招聘しました。昨年結成された「杉並ユースウインドオーケストラ」は今年66名で組織されましたが、毎年みるみる演奏レベルが向上しており、その発展を実感いたしました。そして、それぞれの単独演奏と合同演奏を通じて互いの交流を深めている姿は多くの聴衆に感動を与えてくれました。
引き続き、荻窪の街が住みやすく、住んでよかった街と思っていただけるような音楽祭にしてまいりたいと思います。今後もご支援よろしくお願いいたします。
2024年11月11日
「クラシック音楽を楽しむ街・荻窪」の会
会長 宇田川 紀通